50代の今こそ、女性のひとり旅がおすすめ
ライフステージの変化は、人それぞれに違うもの。
「子育てがひと段落したから旅行でもしたいな」
そう思って友だちを誘ってみたものの、
「子供の学校があるから……」
「親の介護があるから……」
「仕事があるから平日は難しい」
「夫がいい顔しないんだよね」
と、実現しないこともしばしばです。
若い時ならいざ知らず、誰かと行くことに執着していたら、機会損失が大きいと思いませんか?
そう、私たちの健康寿命には限りがあるから。
誰かと行けるときは一緒に楽しみ、行けない時は一人で楽しむ。
そうしないと、人生の最期に後悔するかもしれません。
50代主婦がひとり旅をするべき3つの理由
- 自分の時間を取り戻す
長年家族のために尽くしてきた主婦にとって、ひとり旅は自分だけの時間を大切にし、自己充電する貴重な機会です。 - 体力があるうちに楽しむ
50代はまだ健康で体力がある時期。アクティブに動ける今のうちに、ひとり旅で行きたい場所ややりたいことにチャレンジする絶好のタイミングです。 - 心のリフレッシュ
日々の家事や家庭の役割から解放され、ひとり旅は心身ともにリフレッシュできる時間です。50代は、自分自身を見つめ直す良いタイミングともいえます。
ひとり旅のメリット・デメリット
ひとり旅のメリット
- 自分のペースで旅を楽しめる
予定や行き先を自分の自由に決められるので、他人に合わせるストレスがありません。のんびりと過ごしたいときや、興味のある場所に時間をかけられます。 - 自己成長につながる
一人で旅をすることで、自立心や問題解決能力が向上します。道に迷ったり、困った状況に直面したとき、自分の力で乗り越える経験が成長のきっかけに。 - 新しい出会いのチャンス
ひとり旅は現地の人や他の旅行者とコミュニケーションを取る機会が増えます。孤独感を感じることがあるかもしれませんが、それがかえって新しい友人を作るきっかけになることも。 - 新しい趣味や興味が広がる
ひとり旅は、自分がこれまで知らなかった興味や趣味に気づくきっかけになることがあります。美術館や自然散策、新しい料理など、自由な時間を使って新しい体験を楽しめます。
ひとり旅のデメリット
- 孤独を感じることがある
一人の時間が長くなると、孤独感を感じることがあります。特に、誰かと共有したい瞬間があっても話せる相手がいない場合、寂しさを感じるかもしれません。 - トラブル時の不安
病気や怪我、荷物の紛失など、トラブルが起きた際に一人で対処しなければならないため、不安が増す可能性があります。特に海外では言語の壁もあるので、事前の準備が必要です。 - 費用が割高になる場合がある
ひとり旅では、宿泊や交通費が割高になることがあります。グループ旅行に比べて、割引が受けられないこともあるため、予算には注意が必要です。 - 食事や観光を一人で楽しむ不安
レストランや観光スポットで、一人だと周りの視線を気にしてしまうことがあります。特に、賑やかな場所で一人だと居心地が悪いと感じるかもしれません。
人によってはデメリットに感じられることがあるかもしれませんが、旅先で得られる経験は人生を豊かにすると思いませんか?
少しずつステップアップする
お一人様での海外旅行となるとハードルが高いのですが、無理をする必要はなく、国内でスモールステップを積み重ねるとよいと思います。
- 日帰りのひとり旅から始める
まずは自宅から近い場所や、日帰りで行ける場所に一人で出かけてみましょう。短時間のひとり旅は、手軽に一人での移動や観光を体験できるため、大きな不安を感じずに楽しめます。 - 宿泊を伴う近隣への一泊旅行
次に、近場の温泉や観光地で一泊してみましょう。慣れた環境から少し離れることで、ひとり旅の楽しさを実感しながらも、不安を感じにくい距離で挑戦できます。 - 観光ツアーに参加する
一人での移動や計画に不安がある場合、現地ツアーに参加すると安心です。ツアーガイドや他の参加者との交流もあるため、完全な一人きりの時間を避けつつ旅行の楽しさを味わえます。
少しずつ慣れていけば、ひとり旅が楽しくなります。
ひとり旅の楽しみ方
今回はこれを楽しもうというテーマがあるとよいかもしれません。
- カフェ巡りやご当地グルメを楽しむ
旅先には、その土地ならではのおいしい料理や素敵なカフェがあります。一人だからこそ、ゆっくりと食事を味わったり、カフェで読書するのも素敵な楽しみ方です。 - 写真撮影を楽しむ
ひとり旅では、風景や街並み、人々の生活をじっくり観察しながら、写真を撮る楽しさがあります。自分の目線で好きな瞬間を切り取って、思い出に残すのもよいでしょう。私はブログ用の写真をバシバシ撮ってます。 - 温泉やスパでリラックスする
疲れを癒す温泉やスパは大きな魅力です。ひとりでのんびりと温泉に浸かり心身を癒す時間は、日常の疲れをリセットしてくれます。友人と一緒だと恥ずかしさがありますが、一人ならへっちゃらです。 - アートや文化体験に触れる
美術館や博物館、地元の伝統工芸の体験など、普段はなかなか時間が取れないアートや文化に触れるのも、ひとり旅の楽しみ方のひとつです。自分のペースで展示をゆっくり楽しんだり、工芸体験を通して新たな趣味を見つけたりすることができます。 - 宿を楽しむ
日本はおもてなしの国です。あわただしく泊まるのではなく、ステイ自体をのんびり楽しむのも素敵です。ルームサービスを利用したり、エステでリラックスしたり、自分へのご褒美としてプロのおもてなしを受けるよさがあります。 - 御朱印をいただく
旅先では寺社巡りをすることもありますね。せっかくならお気に入りの御朱印帳に御朱印をいただくのもおすすめです。
ひとり旅は自分自身を大切にする時間。無理せず、心地よさを大切にするのが一番です。
ひとり旅におすすめの観光スポット
京都
京都は、古い町並みや寺社仏閣が魅力的で、ゆっくりと自分のペースで散策が楽しめます。一人で訪れると心のリフレッシュにも最適です。伝統とトレンドが共存し、カフェやパン屋巡り、美術館巡りもおすすめです。
愛媛
道後温泉で有名な松山は、落ち着いた雰囲気の温泉街でリラックスできます。松山城や文学にまつわる観光スポットも多く、歴史を感じながら自分だけのペースで歩ける街です。
おわりに
私もひとり旅を始めたばかりです。
気分次第で予定を変えたり、寄り道をしたり、誰かに気兼ねなく時間を使えるよさを実感しています。
強いて言えば、夕飯の時に一日のことを語り合える相手がいたらもっと楽しいし、お店選びの幅も増えると思ったりはします。
とはいえ、旅行中ずっとどこかのお店で食事をしなくてもよいかとも思います。
例えば、
日中見つけたパン屋さんやお土産屋さんで気に入ったものをちょこちょこ購入し、翌朝ホテルの部屋で食べるとか。
テイクアウトできるお店やデパ地下があれば、夕飯用にお弁当やお惣菜を購入し、ホテルの部屋で人目を気にせず地酒を飲みながら味わうとか。
そして、そのままだらっと寝てしまうのもひとり旅のよさかもしれません。