【3泊4日 50代 女子旅・ひとり旅】愛媛2024.2 DAY3 ~松山市大街道(おおかいどう)&大洲市~
愛媛観光3日目は、松山市大街道周辺と「愛媛の小京都」と呼ばれる大洲市に行きました。
大洲市は、肱川の流域にある大洲城を中心に発展した旧城下町です。
近年、歴史ある町屋の維持管理が困難で、取り壊されていくことへの危機感から、官民連携の街づくりにより再生を目指した街です。
大洲市は、国際認証機関の非営利団体グリーン・デスティネーションズが認定する「世界の持続可能な観光地2023年 TOP100選」に選出されました。
コース
大正11年(1922)、旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨が別邸として建てたフランス・ルネサンス様式の洋館です。
司馬遼太郎さんの作品「坂の上の雲」をテーマとした展示や催しを行うミュージアムです。
松山出身の正岡子規・秋山好古・真之兄弟の生涯に触れられます。
建物は安藤忠雄氏による設計です。
少し早めに大街道を出発しました。
JR松山駅の改札すぐそばに「リトルマーメイド 松山駅店」があったため、コーヒーを飲みながら大洲の情報収集をしました。
松山駅から伊予大洲駅までは、JR予讃線の特急宇和海で3駅、約35分で到着です。
意外にも松山駅は自動改札ではありません。
券売機で切符を買う必要があります。
なんと、アンパンマン号でした!(ラッキー~)
車内に乗り込むと、アンパンマンの声でアナウンスがあります。
流れる曲はもちろんアンパンマンマーチ
まずは、大洲城へと向かいました。(肱川橋より撮影)
徒歩20分~30分くらいかな。
桜の季節が楽しみな風景ですね。
大洲城は城泊体験ができるお城です。
ランチは、インスタ(Instagram)で見つけた「花とCafe おゝ洲レカン」で、「大洲割子DON 3種ランチ」とミニデザートをいただきました!
詳しくは、この後で。
帰りは、海沿いのコースで1時間45分かけて松山へ。
普通列車が通る海沿いのコースは、景色もさることながら、様々なロケ地に使われてきたJR下灘駅もあります。
預けていた荷物を受け取りに「HOTEL LEPO CHAHAL(ホテル レポ チャハル)」へ。
この後は、宿泊先である道後へ移動しました。
伊予鉄 道後温泉駅に到着した時には暗くなっていて、雨も降っていたため急いでホテルへ。
写真を撮り忘れたので、翌朝撮った写真でご紹介。
目の前は道後温泉本館です。
久しぶりに回らないお寿司をいただきました!
大洲の観光スポット
体験できる城「大洲城」
鎌倉時代末期からの歴史を持つ大洲城は、明治期にほとんどの建築物が失われました。
現在の建築物は、地元住民の想いと、専門家たちの研究・技術の集大成として2004年に復元されたそうです。
2020年7月23日にスタートした「大洲城キャッスルステイ」。
天守閣に宿泊できるって驚きです!
おはなはん通り
昭和41年のNHK朝のテレビドラマ「おはなはん」のロケが行われたそうです。(私も生まれていないです。念のため。)
水路に飾られたお花がかわいいですね
NIPPONIA HOTEL 大洲(ニッポニア ホテル オオズ)
大洲市再生の目玉とも言える「NIPPONIA HOTEL 大洲」。
町屋を再生した「NIPPONIA HOTEL 大洲」は、街全体をひとつのホテルと見立てた「分散型ホテル」です。
観光列車「伊予灘ものがたり」とNIPPONIA HOTEL 大洲をセットにした旅が豪華ですよ。
「伊予灘ものがたり」の予約にチャレンジしたのですが、人気で取れませんでした。
「おはなはん通り」の先に「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」のフロントがありました。
この棟は2階が客室になっています。
なんと、入り口に「見学が可能です」との案内を発見!(宿泊者がいない日のみ)
勇気を出して「ガラッ」とドアを開け「見学させていただけますか」と声をかけてみました。
黒服のスタッフさんたちが笑顔で受け入れてくださり、入ることができました~!!!
いや~、サイトで何度も見ていたのですが、実際に目の前に広がる光景はため息が出ます。
外国の方にも人気でしょうが、日本人だって泊まってみたいですよね。
ちなみに、大洲城の入り口にも「NIPPONIA HOTEL」が並んでいます。
公園の向かい側にある暖簾がかかったクリーム色の外壁の建物が「NIPPONIA HOTEL」です。
部屋から大洲城を眺められる贅沢さです。
国指定重要文化財「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」
「蓬莱山が龍の臥す(ふす)姿に似ている」ことから、大洲藩 第3代藩主 加藤泰恒が、この地を「臥龍」と名付けたそうです。
現在の山荘は、木蝋(もくろう)貿易に成功した豪商の河内寅次郎が、老後の余生を過ごすため、明治30年頃から10余年をかけて築造した別荘です。
ビルや住宅といった街の景色はあまりなく、山と肱川が流れる自然の景色をのんびりと眺められる場所です。
海外からの観光客のみなさんも、縁側に座って静かに景色を眺めていました。
ポコペン横丁
昭和30年代のレトロ漂う横丁です。
私が訪れたのは平日でイベントはなかったのですが、地元商店による子どもから大人まで楽しめる野外イベントが開催されるようです。
駄菓子屋さんとか懐かしいな。
開催日:毎週日曜日(12月~3月は毎月第3日曜日)
おおず赤煉瓦館
木蝋や製糸の製造が盛んだった明治34年(1901年)12月に、大洲商業銀行の本店として建築された建物です。
1階は、和小物、陶芸、雑貨などが置いてあるショップになっています。
2階はカフェ(休憩所?)でしたが、地元の方の演奏会が開催されていました。
ショップがとてもかわいかったので、お土産探しにもよいと思います。
そういえば、この写真のものではないですが、大洲の街中には現役の赤い郵便ポストがありました。(懐かしい)
グルメ
花とカフェ「おゝ洲レカン」
個人の小さな飲食店は、ホームぺージを持たなくてもインスタと食べログを組み合わせて商売が成り立つ時代ですね。
このかわいい手書きの看板やお料理、店内の写真が目に飛び込んできて、チェックしていました。
こちらも町屋を改装したお店です。
窓際にはドライフラワーの商品が並んでいました。
「大洲割子DON 3種ランチ」をいただきました!割子丼は5種類の中から選べます。
カウンターもかわいくディスプレイされています。この紫の急須が鮮やかで印象に残ったんですよね。
私が入店したのは13時過ぎで、他にもお客様はいたのですが、1人だったのですぐ座れました。予約の電話もかかっていたし、複数で行く場合は予約したほうが安心かも。
瀬戸内のお料理「すし丸」
「道後温泉 ホテルパティオ・ドウゴ」の1階にあるお寿司屋さんです。
道後温泉本館が目の前にあり、道後商店街、湯神社などもすぐそばなので、とても便利な立地です。
カウンター席の他、テーブル席もたくさんあって、1人でも入りやすい雰囲気でした。
せっかくなので特上を。この写真は、多分1つ食べた後だったような気がする……。
愛媛の郷土料理「じゃこ天」。学生時代に愛媛の友人からおすそ分けしてもらった懐かしの味です。
こちらは、翌朝の朝食です。
愛媛に来てから和食の朝食は初めてだったので、和食もいいな~と思いながらいただきました。
愛媛でも納豆が出るんですね。
ほっこり。
ホテル・宿
道後温泉 ホテルパティオ・ドウゴ
女性がひとりでも泊まりやすいホテルでした。
立地がよいので暗くなっても人通りがあり、安心感があります。
- 伊予鉄 道後温泉駅まで、道後温泉商店街(アーケード街)を眺めながら歩ける
- 道後温泉本館が目の前(別館も徒歩5分程度)
- 人力車乗り場がすぐそば
- 湯神社がすぐそば
お部屋の中にもお風呂(ユニットバス)はありますが、道後温泉に行かれる方が多いかと思います。
本館は目の前、別館 飛鳥乃湯泉・椿の湯は徒歩5分程度です。
混雑状況を部屋からネットで確認して行くことができます。
1人の場合は、スタンダードダブルかデラックスダブルのお部屋になるかと思いますが、私はスタンダードダブルを利用しました。
ベッドが大きいので、のびのび、ゴロゴロできました。
7:00~10:00には、1階ロビーで自由に飲めるモーニングコーヒーのサービスがあるので、観光前にいただくのがおすすめです。
ホテルを出て右側に歩くとすぐに人力車乗り場があります。
小さなお子さん連れの親子が乗っていて、とても楽しそうでした。
ガイドをしてもらいながらの道後観光もいいですね。
おわりに
前日の内子観光に続き、古い町並みが残る大洲市中心の1日でした。
街全体をホテルに見立てた「NIPPONIA HOTEL 大洲」は特徴的なのですが、古民家を改装したカフェや雑貨やさんなどの個人店が点在していて、覗いてみるのが楽しい街です。
私が訪れた日はお休みのところが多かったのですが、通りから覗いてみると素敵なお店が多くありました。
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愛媛観光を考えていらっしゃる方は、大洲も候補に入れてみてはいかがでしょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。