【女性のひとり旅にもおすすめ】古都で暮らすように泊まる「OMO5 京都祇園 by 星野リゾート」

旅はホテル選びも楽しみの1つですね。
非日常を味わいたい。
けれど、お財布に優しいとより嬉しい。
そのバランスが悩ましい……。
そんな時おすすめなのが、星野リゾートのホスピタリティを感じるOMOシリーズです。
京都には「OMO5 京都祇園」「OMO5 京都三条」「OMO3 京都東寺」の3ヶ所あり、それぞれに異なる個性を持っています。

- アイディアやこだわりあるデザイン
- 八坂神社の目の前に位置し、祇園や東山観光にすぐ出られる。
- 朝食のパンを自分で焼く体験ができて楽しい。
- 地元の魅力を発見できる体験プログラムがある

雰囲気

八坂神社の目の前。
「あ、OMOだ!」なんて通り過ぎる人がチラ見していました。(みんな知ってるのね)
ひょいっと暖簾を上げて入るのが風情がありますね。
暖簾をくぐると2つの入り口に分かれます。
右側はOMOのフロントへ。

左側は「提灯の小路」へ。
チェックインしたら、
「キモノレンタルとオムスビの店WA·KKA」で着物に着替え、目の前の八坂神社にお参り。
夜は「お酒の美術館 八坂神社前店」で飲んで、お隣のOMOにサクッと帰る。
そんなこともできます。

通路から外に向かう景色は和モダンな雰囲気。
フロント奥にあるロビーはこちら。
OMO名物とも言える「ご近所マップ」がドーンと目に入ります。

気になるお店は「ご近所マップ」のQRコードを読み取ってください。




ブルーグレーの壁に和小物の鮮やかな色が引き立ちます。
パジャマやアメニティバーもあるので、必要なものをお部屋に持っていけます。
サービス
OMOレンジャーさんと仲良くなろう
OMOレンジャーさん(スタッフさん)は、「祇園おせわがかり」として近所のお食事処やおすすめのショップも教えてくれます。

予約制で約1時間、ご近所ツアーも同伴してくれるので、ひとり旅でも楽しく観光ができますよ。
ロビーでは、7:30PM~9:30PMに「夜のおも茶話会(予約不要・無料)」が開かれますが、OMOレンジャーさんが、お抹茶を点てて和菓子と一緒に提供してくれます。
京都らしいラインナップの自販機
ロビーには、ウォーターサーバーや自販機もあります。
自販機には、朝食に嬉しい京野菜のスープとか、

京食材のジャムとか、いろいろな種類のティーバッグとか、

ジュースや、コーヒー、OMOとよーじやがコラボしたあぶら取り紙、OSAJIのアメニティ キットが売られていました。

そうそう!
OMOは、「OMO7」「OMO5」「OMO3」など、その数字によって提供するサービスの範囲が分かれています。
「OMO5」では、無料で使えるアメニティバーがありますが、化粧品類はないので、持参するか、OSAJIのアメニティ キットなどを購入してください。

OMOを右側に出るとすぐ「よーじや 祇園本店」があるので、自分へのお土産をかねて、よーじやのお試しセットを買ってみるのもよいのでは?
八坂神社の目の前にはドラッグストアもあるので、リーズナブルなものもすぐ手に入りますよ。
祇園暮らしを食で楽しむ
OMO5京都祇園にレストランやカフェはありませんが、お部屋で楽しめるお食事サービスがあります。

キッチン付きのお部屋で、暮らすように過ごす魅力を体験できますよ。
朝食
・創業150年 京の仕出し割烹「泉仙」の「和朝食膳」
・「WA・KKA」の「御結び朝食」
・パンの香りで目覚める「焼き立て おへやベーカリー」

私はお部屋でパンを焼いてみました!


詳しくは、後ほど。
夕食
・ご近所名店の「祇園のお仕出し」

ご近所には、有名なお店がたくさんあるので、少しずつスイーツを買って、お部屋でいただくのもおすすめ!!
手ぶらで身軽に観光できるキャリーサービス
有料サービスですが、京都駅-京都エリア内のOMO、京都エリア内のOMO間に荷物を配送してもらえます。
連泊するなら、違ったOMOを渡り歩くのも楽しそう!
アクセス
OMO5京都祇園 by 星野リゾート
京都市東山区四条通大和大路東入祇園町北側288
客室

今回は、子どもと茶の間ツイン(キッチン付)に泊まりました。

かわいい~

OMOオリジナルのクッションが、お部屋のアクセントになっています。

枕元には照明のコントローラーやコンセント類。
USBの口もあって便利です。

和モダンな茶の間スペース。
3名以上で利用の時は、黄色のソファーがベッドになります。
茶の間と言っても畳の上にベタッと座るわけではないので足は楽ちん。

ベッドにもなるソファーなので広々していてスーツケースを広げっぱなしにしていても邪魔になりませんでした。
写真右側はすぐお部屋の入口で、グレーの部分が土間になっています。
フラットなので一瞬戸惑ったけど、靴を脱いでお部屋に上がりますよ。
スーツケースは、これからいっぱい旅行をしようと決めて昨年買った、相棒のイノベーターINV50(カフェオレ色)。


壁には「京都祇園 ご近所絵巻」。
八坂神社も清水寺も鴨川もご近所な環境って素敵よね。
住みたいよ、ここに。
キッチン

提灯がぶら下がっていて、居酒屋チックなキッチン。
こういう独自性が星野リゾートって感じ。

電子レンジや電磁調理器、換気扇も付いています。
夕飯は四条河原町の高島屋でお弁当とお惣菜を買ったので、温めたり、お皿に盛りつけたりと家にいる感覚でした。

冷蔵庫は一人暮らしサイズ。
パンの朝食が付いているプランだったので、冷蔵庫にはディップセットと、バター水が入っていました。
下は冷凍庫なので、アイスを買って来ても大丈夫。
ペットボトルのお水は置いてないので購入するか、ウォーターサーバーのお水を利用してください。
キッチンの水道も飲料水として使えます。

シンク下には調理器具。
まな板、包丁、ミニフライパン、ミニ鍋、ミトン、などなど。

食器も揃っているし、ちゃんとラップがあって気が利いているなぁ。

カウンターには、自由に飲める「小豆ほうじ茶」と「蜂蜜ほうじ茶」のティーバッグがあります。
煎茶はないので、必要な時は自販機でね。

ポットは、おしゃれホテルで大活躍のバルミューダ。
旅先で見るこのポットが素敵で、自宅のポットが壊れたときに買ったわよ。


コーヒーカップとグラス。
木箱入りで高級あり。
バスルーム

洗い場もあって、浴槽は足が延ばせる大きさ。

オリジナルのボディソープ、コンディショナー、シャンプー。

洗面所の木枠がちょっとしたものを置けて便利でしたよ。
化粧品の小さなボトルを置いたり、
スマホが置けるので、YouTubeを見ながらあれこれしたり。

ドライヤーはSALONIAで、風量も問題なし。
私は腰のない湿気に弱い髪質なので、ホテルのドライヤーがどのようなものか気になるのよね。

京都の市田商店さんとOMOがコラボした柚子の入浴剤がありました。
観光で歩き疲れたときに嬉しいサービス!

小さな鏡もあって、合わせ鏡で後頭部のチェックもできるのでナイス!
年齢を重ねると髪のうねりがすごくてね。
朝のチェックが欠かせないのよ。
アメニティ

ロビーのアメニティバーに、歯ブラシ(大人用・子ども用)、綿棒、コットン、カミソリ、ブラシがありました。
「焼き立て おへやベーカリー」にチャレンジ

我が家にはホームベーカリーがないので、楽しみにしていました。(あったとしても楽しむ余裕がない日常)

パンミックス、ドライイースト、ティーバック類が入った紙袋がキッチンカウンターに置いてあります。

紙袋の中身は、コーヒーバック、ティーバッグ、お砂糖、コーヒークリーム。

キッチンには、ホームベーカリーが入った防音BOXがあって、

その中にあるホームベーカリーに材料をセットします。作り方は説明の紙に詳しく書いてあるので心配無用。食べたい時間にタイマーをセットしたら、後は寝るだけ。

パンの香りで目覚めたら、ドキドキの対面式。ふわ~っ!!

まるっと焼き上がり!温かいうちに食べなくちゃもったいない。

とはいえ、ふわふわ過ぎて切るのに四苦八苦(あちち……)💦6枚切りが限界かな。

前日から冷蔵庫にセットされていたディップセット。

開けるとこんな感じ。シートには、各ディップの名前が書いてあります。

左上から順に、豆腐ディップ、卵スプレッド、リエット、抹茶スプレッド、粒あん、バター。

前日に高島屋で購入した東洋亭の「丸ごとトマトサラダ」をプラスして。

珈琲も入れて、こんな感じの朝食になりました。伝わるかな?漢字で「珈琲」と書きたくなるこの気持ち。

前の晩に準備している時も、夜中にちょっと目が覚めた時も、起きてからも、頭の中がパンでいっぱいで楽しかった~。
私は高島屋で購入したものをプラスしましが、ロビーの自販機にあるスープを添えるのもいいですね。
パンはほんのり甘くてふわふわで、思いのほかお腹がいっぱいになりました。
6枚切りにして2枚余ったので、残りのディップでサンドイッチを作り、キッチンに備え付けのラップにくるんで帰りの新幹線の中で食べました。

ただ泊まるだけじゃなく、オリジナルの体験を楽しめるのが、さすが星野リゾート!
記憶に残る旅になります。
周辺の観光スポット
OMO5京都祇園を出れば、そこは八坂神社前。
祇園や清水寺がある東山を散策するのもほんと便利な立地です。
オーバーツーリズムで込み合う観光スポットへは、観光客が来る前にさっと行ってしまいましょう。
八坂神社

もう、迷いようがない!
朝晩趣の違う八坂神社を両方楽しめます。
花見小路

OMOを右に出て、1分歩けば花見小路の入り口です。
京都らしい町並みが素敵。
古民家カフェ巡りも楽しいですよ。
安井金毘羅宮

「悪縁を切り 良縁を結ぶ」という安井金毘羅宮も徒歩圏内。
しげしげと絵馬を見ていると、人間らしい感情がたくさん綴られていました。
そういえば、うちの息子が中3の時に修学旅行で訪れて、ここで大凶のおみくじを引いてたな。
良縁が……。

その他、清水寺・建仁寺・知恩院などの観光スポットも徒歩圏内です。
四条河原町周辺

鴨川を渡ってぶらぶら歩いていると、京都最大の繁華街「四条河原町」にも着いてしまいます。
お土産を買うにも食事をするにも便利です。

おわりに
- アイディアやこだわりあるデザイン
- 八坂神社の目の前に位置し、祇園や東山観光にすぐ出られる。
- 朝食のパンを自分で焼く体験ができて楽しい。
- 地元の魅力を発見できる体験プログラムがある
こんな人気の観光スポットの中に、暮らすように過ごせるリーズナブルなホテルがあるのは嬉しいですね。
市バスも時間を気にすることなくたくさん来るし、ちょっと歩けば京阪 祇園四条駅があるので、北は下鴨神社、南は伏見稲荷大社などに行くにも便利です。
星野リゾートのホテルというと「星のや」の高級なイメージが付きまとうため、「お部屋にお水もないの?」と違和感を感じる方もいると思います。
OMOはその数字によりサービスの範囲が異なります。
OMOに限らず、星のや、界、リゾナーレ、BEBなど、ブランドごとにコンセプトが細かく分けられているからこそ、それを理解してホテル選びをすると違和感の解消につながると思います。

星野リゾートがホテルブランドを多角化し始めた頃、正直商業的なイメージが強くなりすぎて、それまでのイメージが崩れていくような気がしていました。
ただ、OMOを体験してみて、そのコンセプトやアイディアが「さすが星野リゾート」と思え、結局は「京都のOMOを全部制覇したい(独自のアイディアを体験してみたい)」と思うようになりました。
一度のステイで満足して終わりではなく、「星野リゾート巡りをしてみたい」と思わせるところまでがコンセプトなのかもしれません。

