【子どもが成人するとき】衣装だけではない!50代の私がしたこと・考えたこと
我が家の息子2人は、双子ではないのに同じ年に成年を迎えました。
2022年4月1、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
自分の頃は「成人式」と呼ばれていた式典が、今は20歳のタイミングで「二十歳のつどい」など各自治体によりそれぞれの名称で開催されています。
20歳未満の成人と20歳以上の成人では、式典だけをとっても違いがありますね。
「政府広報オンライン」で確認すると、
「18歳(成年)になったらできること」
「20歳にならないとできないこと(これまでと変わらないこと)」
と区分けして、わかりやすく説明されていました。
20歳以上は従来と変わりません。
■18歳(成年)になったらできること
- 親の同意がなくても契約できる
- 携帯電話の契約
- ローンを組む
- クレジットカードをつくる
- 一人暮らしの部屋を借りる など
- 10年有効のパスポートを取得する
- 公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取る
- 結婚
女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられ、男女とも18歳に- 性同一性障害の人が性別の取扱いの変更審判を受けられる
※普通自動車免許の取得は従来と同様、「18歳以上」で取得可能
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201808/2.html
さて、私は息子たちの成年に向けて何を準備すればよいかしら?
契約の見直し
(20歳の長男と18歳の次男両方)
携帯電話(スマホ)
こ記事の中で一番大切だと思っているのが、この携帯電話問題です。
これまで子どもの携帯電話は私の名義で契約し、利用者を子どもという形で使っていました。
そして、利用料金も私の口座から引き落とされていました。
しかし、もし私に何かあったら子どもの携帯電話が使えなくなる!
引き落とし口座は凍結され、契約は私の財産なのですぐには動かすことができなくなるのです。
携帯電話は、もはやなくては生活できません。
使えなくなる影響は多大です。
通話だけでなく、子どもの人間関係・銀行・クレジットカードをはじめ、さまざまなものに電話番号が紐づけられています。
成人を期に、老いていく自分とは切り離しておかないと大変なことになると考えました。
逆に、老いていく自分の親の携帯電話は、子である自分が契約者となっておくとよいとも言えますね。
携帯電話の名義を親から子どもに切り替えた話
私と子どもの携帯電話は、ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアではなく、MVNO(通信回線を借り受け、サービスを提供している事業者)と呼ばれる会社との契約でした。
名義変更(譲渡)ができない会社での契約だったため、まずは電話番号を変えずに契約会社を乗り換えることが必要でした。
料金や子どもの携帯電話の使い方を鑑み、名義変更ができる楽天モバイルに乗り換えました。
私名義で子ども2人の電話番号を乗り換え、その後、子どもの名前に名義変更し、引き落とし口座も子ども名義の口座に変えました。
先述の通り、まずは現在の名義で乗り換えが必要です。Webからもできますが、めったにない手続きで不安に思われる方は店頭手続きも可能です。
今回は名義変更できることが最優先だったので、実際の通信状況がよくないなど不都合があれば、自分で別の会社に乗り換えてよいと子どもには伝えました。
面倒な作業ですが、これを終えたときは本当に気持ちが楽になりました。
保険
私が契約している生命保険の受取人を息子2人それぞれ50%ずつ、指定代理人を(1人しか指定できないため)長男に変更しました。
これまでは夫にしていましたが、夫も年を取っていくため先々手続きができるとは限りません。
特に指定代理人は、老いていく夫よりもこれから社会に出てしっかりしていくであろう子どもにした方がよいと考えました。(というのが表向きで、離婚するつもりでいるからというのが本音です)
また、最近親の相続を経験した身としては、相続税の課税対象に含まれない生命保険は、子どもにダイレクトに渡すのがよいと考えています。
自分に何かあった時に、凍結されることなく平等に受け取れ、亡くなった後に発生する諸々の出費に備えられるからです。
できるだけ、子どもたちに金銭的負担を追わせたくありません。
物の準備
実印
(20歳の長男と18歳の次男両方)
子どもが生まれたときに銀行印は作りましたが、今回実印を作りました。
公的な手続きでも印鑑廃止の方向になっているとはいえ、大きな契約や手続きにはまだ実印や印鑑証明が必要です。
私は商売人の子として生まれ、親から印鑑について(素材、押し方、社会的信用についてなど)は折に触れ言われてきました。
急に必要に迫られて、間に合わせで買うのは嫌だったのです。
そして、私自身が成人したときに象牙の実印を受け取ったこともあり、子どもにも同じように納得できるものを渡そうと決めていました。
なお、息子たちが社会人になってもう少ししっかりするまで、保管は親がしています。
世の中の仕組みを理解させる
実印が出来上がってきてからその意味を説明し、押し方の練習と、印鑑登録をするために市役所で一緒に手続きをさせました。
神妙な顔で印を押しながら、大人の世界は複雑なのだと感じたようです。
衣装(息子編)
(20歳の長男のみ)
娘がいるママ友の大変さは耳にしていたので、息子しかいない我が家は準備開始の時期も1年以上違いとても簡単でした。(ん?予◯校での充電期間があったからか?)
和装の予定もなかったので、式典当日の送迎も不要で気楽なものでした。
要注意!既製スーツは細身が流行り
二十歳のつどいがある長男のスーツを購入しました。
正確には、入学式用のスーツを購入するときに、就活を考慮しないこととし、二十歳のつどいにも着られる(少し柄が入っている)晴れの日用のスーツにしました。
ちなみに、就活用とは一般的に黒無地です。(医療系は縁起が悪いので黒を避けるなど、業界により違いはあるようです)
日本の就活は、テキストや面接で自分らしさは必要ですが、外見的な自分らしさは消さなければならないようです。
さて、運動をしてきた長男はがっちりした体形です。
予想はしていたものの、思いのほか既製スーツは細身でした。
学生服は問題がなかったのですが、オシャレスーツはパターンが違いますね。
店員さんがいろいろ見繕ってくださったものの、最終的にはセミオーダーになりました。
割高ですが、仕方がありません。
実際の二十歳のつどいやパーティーでの写真を見ると、入学式用のスーツを二十歳のつどいでも就活でも使えるように購入した子が多い印象でした。
長男は、就活兼用スーツではなく少し光沢があるストライプが入ったスーツで、夫のワインレッドのネクタイを使ったので、男子の中では華やかな印象になりました。
とはいえ、女子たちが着物やドレスを着ているだけに男子は地味です!
小物(時計など)
(20歳の長男のみ)
就活や社会人になってからも使えるよう、腕時計をプレゼントしようかと考えました。
しかし、今は腕時計で時間を確認することは少ないと思いませんか?
まずは、先輩に腕時計を使っているか聞いてみるように伝えました。(それっきり……)
記念撮影の予約
(20歳の長男のみ)
写真館選びで考たこと
- 二十歳のつどい前に撮影を済ませたいのか(七五三シーズンは混雑する)
- 屋内で撮影したいのか
- 屋外で季節を感じられる写真にしたいのか
- フォーマルな印象の写真にしたいのか
- カジュアルで自然な表情の写真にしたいのか
- 納品物の形式はどうするか(アルバム・画像データなど)
実際の撮影
以前に利用したことがある写真館で、11月の紅葉シーズンに屋内・屋外両方で撮影していただきました。
自然な雰囲気で生き生きとした表情を撮影してくださる写真館です。
昔ながらのお見合い写真のようなものではなく、いろいろなこっぱずかしいポーズで撮影していただきました。(撮影の様子を見学するのはとても楽しい!)
この投稿の最初にあるアイキャッチ画像に使用しているものや、靴の写真もその時のものです。
納品物は、祖母用にアルバムを1冊作りましたが、私自身は画像をあれこれ使いたいので画像データがあればよい派です。
長男は洋装だけだったので撮影は1時間ほどで終わりましたが、和装・洋装で着替えが必要な女子は3時間ほど必要だとのことです。
まとめ
息子2人の成年に際し、私は以下のことを行いました。
契約関係(20歳の長男と18歳の次男両方)
- 携帯電話の契約を子ども名義にし、引き落とし口座も子ども名義の口座に変更した
- 私の生命保険の受取人と指定代理人を子どもに変更した
- 実印を作り、印鑑登録させた
式典関係(20歳の長男のみ)
- 二十歳のつどい用にスーツを新調した
- 記念写真を撮影した
子どもの成年の準備は、自分の終活の一部でもありました。
次男が20歳の時に、またマネージャーのように写真撮影に付き添えることを楽しみにしています!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。