「今度はないかもしれないから」——ママ友とのランチで気づいたこと ~ 私の人生を楽しむ ~


先日、1年ぶりにママ友と3人でランチに行ってきました。

場所は、JR東京駅丸の内側にある丸ビル5階のスペイン料理「EX marunouchi」。






子育てが少し落ち着いてきたタイミングで、声をかけあって集まった会でしたが、話題は思いがけず「これからの私たち」の話へ。
子ども中心だったこれまでの会話とは違って、
「自分のために何か始めたい」
「今のうちにやっておきたいことがある」
そんな前向きな、なんか意思のある、思いが詰まった言葉が次々と飛び出したのです。
まこちゃんの話:家ではくつろげないけれど
まこちゃんは、なんと一人で「クラブツーリズムの登山教室」に通い始めたそう。
「一人で参加してるの。でも、みんな一人だから、そこでお友だちになっちゃって~」
って、笑って話す彼女は、キラキラした目をしていました。
下山した後は、一人でラーメンを食べて、ビールを飲んで帰ることもあるんだって。
「登山、楽しい」と。
いやいや、私、クラブツーリズムはこの記事で取り上げてたよ。

おひとり様専用ツアーとか、テーマ旅とか、人気なんだよね。
≪国内旅行≫登山・温泉・おひとり参加限定など、テーマ別ツアーが満載!
みんな、気になってるんだな。
あ、話がそれちゃった💦
さて、まこちゃんの話に戻すと、
家には、夫、社会人の子ども一人(他に、実家を離れて暮らす子どもあり)、そして少し足が不自由になってきたお義母さん。
お義母さんがいるから、家でくつろげないとも言っていました。
「介護が始まったら、また自分の時間はなくなるでしょ?だから今のうちに楽しんでおきたいの」
さらに背中を押してくれたのは、都内に住む60代の実のお姉さんの言葉だったそうです。
「私に今度はないから、どんどんいろんなところに連れて行って」
その言葉に、ハッとしたそう。
最近は一緒にサップ体験をしたり、旅行にも行っているそうです。
「お義兄さんが株主優待で、お姉ちゃんと東京の豊洲にあるホテルに行かせてくれたんだけど、東京湾の夜景を見ながら温泉に入れてすごくよかったよ!」
って言っていたけど、きっと共立リゾートの「ラビスタ東京ベイ」のことだなと、株のお勉強をしている私はピンときました。
けいちゃんの話:誰かの許可が必要な人生って?
けいちゃんの話も、印象的でした。
大学生の子どもが二人いて、経済的には、数年前に夫婦で事業をたたんでFIREしたほど余裕があるご家庭。(自身の実家も超太い!)
「FIRE」の語源となっているのは、「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」と呼ばれる考え方で、各単語の頭文字を取って造られた言葉です。
FIREでは、基本的に資産運用による不労所得を形成することで、労働収入だけに頼らない人生設計をするのが大きな特徴。特に近年は、働き方や人生観の多様化が進んできた背景などもあり、FIREへの関心が高まってきています。会社に雇用されて定年まで働くだけでなく、若いうちに労働収入から独立した生活基盤を築き、より自由な生き方を追求するのがFIREの目的ともいえるでしょう。
けれど、「自由」はあまり感じられないとのこと。
「友だちと出かけるときは、パパに一応“許可”を取ってるの。断られないけど、いつも嫌味を言うんだよね……」
と、今回も少し苦笑い。
私もそれを知っているから、短期間に何回も誘うと肩身が狭い思いをするかなと躊躇することもあったんだけど、ある時こんなことを言われました。
「もう子どもが二人とも大学生になったわけだし、その辺はパパに気を使わないようにする😤
最近よく考えてる
55歳まで生きてこれたし、たくさん我慢もした❗
そろそろ”納得いく人生”送ってもいいんじゃないかって
だから行かせてください😤」
どうした?
何かあった?
大丈夫?
すごく驚いたけど、下の子が大学生になって、けいちゃんも自分のこれからの人生に思うところがあったんだな。
で、最近といえば、綾小路きみまろのライブが近くであったから行きたいと思ってパパを誘ってみたら、
「そんなのまだ早いんじゃない?」
って、別のところに行くことになってしまったそう。
(悩みも抱えているから)思い切り笑いたかったんだって……。
分かるよ、私の実家にもきみまろのCDあるから。
誰もいなくなった実家で、悲しすぎて、私はきみまろを聞いて心を整えたもの。
「そんなの」って何?
けいちゃんは、そこに行く価値を見出していたのに。
「まだ早い」って何?
年齢関係ないでしょ!
いや、関係あるとすれば、機会を逃している間にきみまろさんがいなくなってしまったらどうするのよ。(いつまでも元気で笑わせてくださいね、きみまろさん!)
「今度はないかもしれないから」
二人の話を聞いていると、「みんな同じようなことを考えてるんだな」と思いました。
そして、まこちゃんのお姉さんの言葉が、ずっと心に残っています。
私に今度はないから
本当にその通り!
今やりたいことがあるなら、今動かないと、次のチャンスはないかもしれない。
誰かの“OK”なんていらない。
必要なのは、自分の「やってみたい」という気持ちだけ。

あなたは、何をしてみたい?
ちょっとしたことでもいいんです。
好きだった習いごとを再開してみる。
ひとり旅をしてみる。
小さな趣味の集まりに参加してみる。
「今の私」にしかできないことを、始めてみませんか?
「私の人生」を楽しむために。