子どもの就活(新卒)、親にできることは少ない。でも信じるしかない ~お祈りメールを武器へ~

子どもの就活(新卒)は、親にとっても大きな節目です。
「内定が出なかったらどうしよう」
「社会に出られなかったら…」
と心配になるけれど、面接やエントリーシート作成は本人にしかできません。

私自身、現在大学4年の長男(仮名:たろう)の就活を見守る中で「親にできることは限られている」と痛感しました。
意識高い系たろうの就活は困難を極めた
たろうは大学3年になる直前の3月から就活をスタートしました。
SNSで就活仲間を作り情報交換をし、インターンにも参加し、ES(エントリーシート)対策や面接対策もし、意識高い系でした。(それゆえに、後々自分の首が締まっていくことも……)
だけど、なかなか内定に至らず。
満足とはいかなくても、どこかしら内定を得ていれば順調だと思われる大学3年の3月を過ぎ。
明らかに間口が少なくなったとはいえ、まだある程度募集がある大学4年の5月が過ぎ。(就活仲間のほとんどは、この時点でどこかしら内定を得ていました)
基本的には口出しせず、本人の力に任せてはいるものの、さすがに私も心配になりました💦
いわゆる学歴フィルタ―はクリアしているし、選考もある程度進むんです。
学生に人気と言われる企業や、「5大○○」と言われる企業の最終面接までたどり着くこともあったけど、内定にたどり着けない。
だからこそ、よりダメージが大きい。
「各方面に顔向けができない。だけど、オレは妥協したくないんだ」と、精神的に追い詰められていく子どもの姿。
多分、内定が取れない典型的なパターンなんだと思います。(チャレンジ校ばかりを受けている受験生のような感じ)

それに「妥協」って大変失礼で、学生の自分が世の中の企業をどれだけ知っているというのか。
その企業価値を十分に分かっていないだろうに。
B to Bで学生には馴染みがないだけで、世界で活躍しているすごい企業はたくさんあるのに。
そして、
大学4年の6月が過ぎ、7月も過ぎ……。
親の私もこっそり涙する夜を乗り越え、なるようにしかならんと腹をくくった今年の8月。
スーパーから大量の荷物を抱えて玄関に入ったら、涙で顔をぐちゃぐちゃにしたたろうが「決まった……」と。
筋トレをして汗まみれだったたろうから、幼稚園以来の抱擁をされました。(マジで気持ち悪かったけど、ここは抱き合わなければならないシーン)
超ギリギリのところで何とかなったと今は言えるけど、たろうのようなチャレンジ企業ばかりの就活は、危険極まりなくて、卒業までどこにも決まらないことも十分にあり得たと思います。
親の葛藤:口を出さないけど心配でたまらない
親としては、一番つらい本人の前で暗い顔をするわけにもいかず、夜な夜な布団の中で涙する日もありました。
布団の中でXを見て覚えた言葉は「○○卒nnt(〇〇年卒業 無い内定)」。
そう、たろうは大学4年の8月を迎えた時点で「26卒nnt」……。
「もし子どもが社会に出られなかったら……」
「自分の子育てはなんだったんだろう……」
と、親である自分の人生までも否定されたような感覚になることもあったのです。
そして、自分を主語として落ち込む自分にも嫌気がさしたり。
親ができるサポートは“ほんの少し”
それでも、親としてできることはわずかですが、少しずつ支えました。
- 口を出しすぎないこと
→ 子どもが自分で決めることを尊重しつつ、少し条件を下げたところも受けるようには勧めました。(5月以降は少し受けていました) - 情報収集を手伝うことを伝える
→ 大学やバイト、エントリーシート作成で忙しい時に「必要なら調べてあげるよ」と声をかけました。(依頼はされなかったので、することはありませんでした) - 気持ちを支える
→ 落ち込んだとき、家で一人飲みできるように、缶酎ハイやおつまみを切らさないようにしました。
→気休めでしかないけれど、勝負の神様のお守りをもらいに行きました。
→様子がおかしいときは「大丈夫?」と話すきっかけを作りました。 - 就活エージェントの活用を提案
→ 登録数を確認し、少し増やしてみたらどうかとやんわり勧めました。
子どもの成長を信じる
たろうは、辛くて何度も精神的に追い込まれましたが、ギリギリのところで踏ん張んばってくれました。
その姿を見て「本当にこの子は大きくなったんだな」と実感しました。
もうこの段階になると親ができることは限られていて、子どもは自分の力で困難を乗り越えるしかありません。
「信じて見守る」なんて言うは易しだけど、本当にこれくらいしかできることがない現実を突きつけられました。
就活エージェントを利用するメリット
親としてサポートできるのは限られていますが、就活エージェントの利用は、子どもにとっても親にとっても安心材料になります。
- 非公開求人に出会える
- ESや面接のアドバイスを受けられる
- 担当者が伴走してくれる
- 無料で利用できる
- ES・1次面接などの選考が免除になる場合が多い
複数社に登録することで、選択肢を広げつつ、本人が安心して活動できる環境を整えられます。

もちろん、たろうもいくつか登録はして、スカウトも来ていたようです。
最終面接のお祈りメールは武器になる!!
最終面接まで行って決まらなかったときは、辛さの極みです。
けれど、その実績は無駄ではありません。
その企業の「最終面接までたどり着いた学生」だということが、ブランド力になります!
落ちた会社のブランド力を自分のブランド力に変えることができます。
私から少し数を増やしたらどうかと伝えたき、たろうが追加登録したエージェントはABABA(アババ)。
親が知っておきたい!ABABA(アババ)の特徴とメリット
ABABAは、最終面接まで進んだ学生を対象に、企業からスカウトを受けられる就活支援サービスです。
最終面接を繰り返している時期は、募集の数もそろそろ限られてくる時期とも言えます。
子どもは、選考途中の企業の対策に力を入れるのと同時に、持ち駒の数が減っていく現状に焦りがあります。
ABABAは、子どもが効率的に就活を進められる手助けになるかもしれません。
✅ ABABAの特徴
- 最終面接まで進んだ学生限定
他社の最終面接まで進んだ実績を登録することで、企業からスカウトを受けられます。(証拠となるお祈りメールのスクショが必要)
これにより、エントリーシートや一次面接を免除されることが多く、選考の手間を減らせます。 - LINEでスカウト通知
スカウトや面接日程の調整など、企業からの連絡はLINEで届きます。
メールよりも見逃しにくく、スムーズにやり取りが可能です。 - 「お祈りエール」で前向きな気持ちをサポート
不採用となった場合でも、他社への推薦を行う「お祈りエール」が提供されており、次のチャンスへとつなげられます。
おわりに
就活は子ども自身の挑戦です。
親ができることは限られていますが、環境を整え、信じて見守ることが最大の応援になります。
就活エージェントの活用は、子どもにとっても、そして親にとっても力強いサポートになります。

持ち駒が少なくなる中、最終面接のお祈りメール(自分がそこまで評価されてきたという証)が武器になるシステムは、本当に心強いものです。
もし、たろうと同じ状況のお子さんがいらしたら、「ABABAに登録してる?」って声をかけてみてください。