【チェックリスト付き】 防災グッズ・備蓄品を見直そう
近年の日本て、毎年のように各地で大規模災害が起こりますね。
今年もお正月の「令和6年能登半島地震」をはじめ、各地で災害に見舞われています。
みなさん、防災の日に防災グッズ・備蓄品のチェックをしてますか?
来月は防災の日があるので記事を用意していたのですが、今日「南海トラフ臨時情報 巨大地震注意」が出たので、誰かの役に立つことがあるかもしれないと、急遽公開することにしました。大きな災害にならないことを心から祈っています。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
まずはチェックリストをダウンロード
さて、スタートはチェックリストの入手から!
プロが考えたチェックリストがおすすめです。
首相官邸から出されているチェックリストが分かりやすかったのでご紹介しますね。
大枠を非常用持ち出し袋(避難の際に持ち出すもの)と備蓄品(家に備えておくもの)に分け、それぞれにチェックリスト化されています。
非常用持ち出し袋の中を、共通部分の他、「子供がいる家庭の備え」「女性の備え」「高齢者がいる家庭の備え」と分けて掲載されています。
最新のチェックリストは、首相官邸HPの「災害が起きる前にできること」ページの「非常用持ち出しバッグの準備、できていますか?」からダウンロードしてください。
チェックのポイント
量
家族全員が最低3日過ごせる量が目安です。なお、大規模災害発生時には1週間分の備蓄が望ましいとされています。
水は飲料水・調理用水として、1人1日3リットルが目安です。(食品や食器を洗ったりする水は別途必要)
実際には箱買いすることが多いと思うので、「何ケース買えばいいの?」という視点で考えてみました。
1ケース=12L(2L×6本)
したがって、
<3日分>
1人1日3L×3日分 = 9L = 0.75ケース(9L÷12L)
→ 1ケース買えばよい
<7日分>
1人1日3L×7日分 = 21L = 1.75ケース(21L÷12L)
→ 2ケース買えばよい
<3日分>
1人1日3L×3日分 = 9L
9L×4人 = 36L = 3ケース(36L÷12L)
→ 3ケース買えばよい
<7日分>
1人1日3L×7日分 = 21L
21L×4人 = 84L = 7ケース(84L÷12L)
→ 7ケース買えばよい
賞味期限・消費期限
期限が切れていないか確認します。期限が迫っているものは、予行練習として実際に食べたり、使ったりしてみるといいですね。買い直す時の参考になります。
壊れていないか
電気製品などは、電池切れや故障してないかのチェックをしましょう。あるだけではダメです。
ローリングストックという考え方
「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/chapter02.html
「ローリングストック」について、詳しくはこちらから
たま家の防災用品は?
我が家の防災グッズを点検してみました。
水
水は、ローリングストックの代表的なものですね。重いから通販を利用すると助かります。
我が家は、日常的に使う水をキッチンにストックしています。
普段はここから冷蔵庫へ。
それとは別に、非常用としてクローゼットにもストックしています。
6ケース置いていたつもりが4ケースしかなかった!
動かさなくても期限が分かるように日付が書いてある面を前面にしています。
はっ、期限切ればかり!チェックしてよかったです。
ちなみに、うっかり期限が切れてしまった水は「トイレ用」と書いてしばらく置いておきます。
一人暮らしなら非常用のストックは500mlもあると衛生的にいいかもしれませんね。夏は開封後が心配です。
夏場の飲み物
我が家は夏になると毎年、飲み物を凍らせています。
外出時の「体冷やし用」兼「水分補給用」兼「お弁当が必要な時の保冷剤用」が、主な目的です。
そして、夏場の停電でエアコンが切れたときの一時しのぎにもなると考えています。
主食
ごはん
こちらは、水で戻せるご飯です。
単品、いろいろな味のご飯セット、水もついたセットなどいろいろ選べるのでおすすめです。
この尾西食品のアルファ米は、東日本大震災の時に実際にお世話になりリピートしています。
いつ揺れが来るか分からない中、火を使うのが嫌でとても助かりました。
味がよく、バリエーションがとても多いので、好き嫌いが多い子ども(当時6歳と8歳)も食べてくれました。
ちなみに、このセットは白飯、赤飯、わかめご飯、炊き込みご飯が入っています。
こんな感じで箱の外側に中身と期限を書いて、この面が見えるよう収納しています。
パン
ただでさえストレスが多い非常時の癒しになるのが食のバリエーションです。
長期保存できるパンも揃えています。
以前買ったものは違うメーカーのデニッシュパンだったのですが、普通においしかったです。
ここまででも、なかなかの量ですね。置き場も考えなければ。
栄養のバランスを整える食品
レトルトカレーや缶詰などのローリングストックできる食品も普段使いしていますが、食べ盛りの子供が2人いるため上手く回せる自信がなく(あったらあっただけ、あっという間に食べられてしまう)、ある程度は非常食をまとめ買いしてクローゼットに保存しています。保存期間が長いのでズボラな私には向いています。
こちらは「カゴメ 野菜の保存食セット」です。缶の野菜ジュースとレトルトの野菜スープが入っています。
主食で空腹をしのぐことはできますが、それだけでは身体が悲鳴をあげてしまいます。
非常時ってビタミン不足から体調を崩す人が増えますよね。
体調を整えつつ、食のストレスを抑えましょう。
心を癒す食品
あっ、お菓子が切れてた!
普段でも疲れていると甘いものが食べたくなったりします。
以前は、非常用のビスコを置いていました。
「お菓子まで?」って思われるかもしれませんが、実際私はこれですごくほっとしたんです。買わねば。
簡易トイレ
特に女性はトイレに困りますね。凝固剤を買ってみたこともあるのですが、現在はこちらをストックしています。
届いたままストックしているので見づらくてごめんなさい。
組み立て式の簡易トイレです。凝固剤も入っていたはず。
以前は、凝固剤だけを買っていたのですが、そもそも便器が壊れたらどうするんだと思って、こちらにしてみました。
外で使うことを考えたら、オンラインミーティング用のパーテーションで目隠しして、ポンチョを着ながらすればある程度は視線をさえぎれるかな。
非常用のワンタッチテントならよりいいかも。
いずれにしても信頼できる人にボディーガードして欲しいですね。
50代のおばちゃんだって心は乙女。
娘がいるなら尚更です。
停電センサーライト
年季が入ったライトと壁でお恥ずかしいです。(少しは画像修正済)
普段はコンセントに挿しっぱなしのセンサーライトです。
停電になると自動で電気が付くので、部屋が真っ暗になることがありません。
取り外せば懐中電灯になります。
我が家のものは20年以上経っているので、最近はもっとよいものがあると思います。
モバイルバッテリー
充電できなければスマホも使えないですね。
こちら、普段は旅行やお出かけのお供です。
私が使っているのは、3種類のケーブルが一体型で、USBとMicro USBの挿し込み口も付いています。
スマホ2.5回分(だったかな?)は充電できます。
子どもたちもそれぞれモバイルバッテリーを所有しています。
日用品
細々した日用品は、普段から衣装ケースにストックしています。
車がないと生活できない地域なので、非常時はケースごと持ち出して車のトランクに積めば効率よく収納できます。
ただ、平地で土砂崩れがない、水害が考えづらい地域だからの発想で、本来は1人1つの防災リュックで車が使えない前提で考えるのがよいと思います。
離れて暮らす親や子供は大丈夫?
遠く離れて暮らす高齢の親や、一人暮らしの子供がいるなら、防災セットがあるか聞いてみませんか?
ないと言うなら「準備したほうがいいよ」ではなく「送るね!」と伝えましょう。特に高齢の親は、どこで買ってよいのか分からない、お金がかかる、億劫などの理由で自分から行動しないことが多いですね。
いざとなったら、あることを忘れて使わない。
そうかもしれません。
でも、運命を左右することが万が一にもあるかもしれない。
細々したものは、セットものを購入するのが便利です。
防災グッズなら防災士店長が厳選した39点セット【ディフェンドフューチャー】
スマホの中にも備蓄しよう
いざ、その時が来たら情報は大事です!
自治体の最新情報、報道機関のニュース、どこから情報を取りますか?
信頼できる情報を使いましょう。
アプリ
参考までに、私が使っているアプリはこちら。
SNS
アプリやホームページもよいのですが、スピードの観点ではSNSがよいのではないでしょうか。
私と同じ50代女性には、InstagramのアカウントはあるけどXはないという方が多いように感じます。Instagramは画像ありきのSNSなので、私はその分即効性と検索性に劣ると考えています。
防災用にXのアカウントを作り、いざという時に役に立つアカウントをフォローしておくとよいと思います。
但し、災害時に偽情報が出回るのはいつものこと。
見るだけでも普段から使って、画面や雰囲気に慣れ、正しい情報の取捨選択に慣れておく必要があると思います。
私が防災用にフォローしているXのアカウントはこちら。
- 居住地の自治体(都道府県、市区町村)アカウント
- 地元地方紙アカウント
- 首相官邸(災害・危機管理情報)
- NHK生活・防災
- 気象庁防災情報
おわりに
防災用品を一度に揃えようと思うと費用がかさみますね。
我が家は4人。
量的には全然足りていません。
防災の日に少しずつ増やしていきます。
ハザードマップの確認も忘れずに
ご自宅をハザードマップで確認したことはありますか?
「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。
https://www.gsi.go.jp/hokkaido/bousai-hazard-hazard.htm
「ハザードマップ 自治体名」で検索し、確認してみましょう。(自治体名は調べたい自治体名に置き換えてね)
いろいろ揃えたけど、使わないまま賞味期限が近づいてきちゃったねって言えたら幸せです!!