シニアの海外旅行 デジタル豆知識 ~コロナ明けに飛び出したら、世界は「スマホ」の中に収まっていた~
海外旅行ってどうするんだっけ???
9年ぶりの海外旅行で、入国手続きやら、お金のことやら、現地の乗り物のことやら、いろいろ調べなきゃならないことがいっぱい。
9年もたつと世の中は大きく変わっていました。(コロナがあったしね)
一言でいえば電子化が進んだってことなんだけど、使える人はより便利に、使えない人は不便になったって感じかなぁ。
そんな私が、今年フランス(パリ)とオーストラリア(ブリスベン)に行ったとき、便利だったものをまとめてみます。

これから海外旅行してみたいなと思われているシニアのみなさんのお役に立てば幸いです。
・eSIM
・デビッドカード(またはクレジットカード)でのお支払い
・クレカ乗車
・Googleマップ
・Googleレンズ
・スマホのカメラ
・スクショ(スクリーンショット)
モバイル通信

何はともあれスマホが使えなくては不安ですね。
レンタルWi-Fiはもう卒業、eSIMが便利
一昔前はレンタルWi-Fiが主流でしたが、観光目的で、現地でスマホを使って情報を見る程度なら断然eSIMが便利でした。
重いWi-Fiルーターを持ち歩く必要もなく、SIMカードの差し替えも不要。
私が利用したのは日本の会社が運営する「trifa(トリファ)」。
海外のネット接続がアプリだけで完結!国内利用者数No.1【トリファ(trifa)】
こちらの記事に書いたので参考にしてください。

現地通貨への両替って必要?
かつての旅といえば、ガイドブックを片手に小銭をジャラジャラさせていたものですが、今の旅は両替いらず、「スマホひとつ」で完結します。
国によるというのは前提ですが、私が行ったフランスとオーストラリアは現金は不要でした。
キャッシュレス決済が日本より断然普及しています。(ドイツは日本より現金が活躍しているらしい)
市場で買い物をするとか、小さな個人店で食事をする(←これも大丈夫そうだけど)といったシーンでしか現金を使うシーンが思い浮かびません。
なので、少しは現金を持たないと不安だなという場合は、とりあえず2食分くらいの金額を目安に準備するとよいかと思いました。
お土産なんかは現金しか使えなかったら戻せばよいけれど、食べてしまった後に現金しか使えないとなったら戻すことはできないですものね。
でも実際には、VISAかMastercardといった国際ブランドが付いたデビッドカード(もしくはクレジットカード)があれば十分だと思います。(念のため複数枚)
国際ブランドといってもJCBとアメリカン・エキスプレスは、使えるところが限定的なので、やっぱりVISAかMastercardですね。
私はクレジットカードではなくデビッドカード(VISA)を使いました。
クレジットカードは引き落としのタイミングが遅くなるので、その時の為替が心配になるし、何より不正に使われたら気づくのが遅れるからです。
その点、デビッドカードは即時決済(交通機関の支払いは翌日の場合もあり)なので、今日の為替はこんなものかと納得しながら支払いができるのと、不正利用にすぐ気づけます。
そして、デビッドカードは念のため物理カードも持っていきましたが、こちらは出番がなく、スマホ(iPhoneのウォレット)に入れたカードしか使いませんでした。
スマホに入れたカードの方がセキュリティ上もよいですし、安心して使えました。
交通
クレカ乗車で、切符も専用カードも不要!
今回一番「時代が変わった!」と痛感したのは、交通機関の乗り方(支払方法)です。
切符というものがなくなっていくんだなと思いました。
そして、キャッシュレス決済がスタンダードで、現金が使えないシーンも……。
フランス(パリ):
バスもメトロも「navigo easy(交通系ICカード)」に切符をチャージ

2026年2月現在、パリの地下鉄(メトロ)では紙の切符の販売がほぼ終了しています。
そこで、観光客のメイン手段となっているのが、交通系ICカード「navigo easy」。(クレカ乗車はできません)
日本のSuicaやPASMOは現金をチャージしますが、こちらは購入した切符をチャージするイメージです。
モバイル用もありますが、読み取りがうまくいかないこともあるとの記事を見かけたので、紙のカードを使うのがよさげです。
「navigo 〇〇〇」ってカードの種類がいくつかあったり、チャージする切符の種類もいろいろあってなかなか使いづらそうのですが、旅行者は「navigo easy」で、とりあえず2回分の切符を買えばよいかと思います。
主要な観光スポットが、結構歩いて行けちゃうんですよね。
「navigo easy」を買ったり切符をチャージするのに、駅の券売機で現金が使えない場合があるので、ここでもデビッドカードやクレジットカードが活躍します。
オーストラリア(ブリスベン):
デビットカード(またはクレジットカード)をスマホに入れて「ピッ」

オーストラリアのブリスベンでは、鉄道も、バスも、川を走るフェリー「シティキャット」も、すべてがスマホに入れたデビットカードかクレジットカード(Apple Pay / Google Pay)で乗車可能。 (物理カードもOK)
乗車時に「ピッ」、降車時に「ピッ」っとするだけです。
以前なら、まず「Go Card(交通系ICカード)」を買い、いくらチャージするか悩む……という儀式が必要でしたが、今はスマホを改札にかざすだけ。
※「Go Card(交通系ICカード)」は今も現役です。
残高不足を心配して券売機に並んだり、微妙に残高が使いきれなかったりということもありません。
というか、ブリスベンではバスに現金で乗れないし、電車も切符というものがないかもしれない。(電車は未確認)

iPhoneのウォレットに入れたデビッドカードやクレジットカードで交通機関を利用する場合、ウォレットを立ち上げなくても(Suicaみたいに画面をスリープさせたまま)使えるようにする設定があるので、こちらの記事も参考にしてください。

海外旅行の強い味方!Googleマップおすすめの3つの機能
「海外で道に迷ったらどうしよう…」そんな不安を解消してくれるのがGoogleマップ。
実は単なる地図以上の、旅の最強パートナーです。
特に現地で役立った3つの機能がこちら。(国内でも使われてる方多いですね)
迷わない!「公共交通機関のリアルタイム情報」
慣れない土地でのバスや電車は、日本以上にハードルが高いもの。
Googleマップなら、目的地を入れるだけで最適なルートを秒速で弾き出します。
- 遅延も一目瞭然
電車やバスが今どこにいて、何分遅れているかがリアルタイムで分かります。 - 「何両目が空いているか」まで
一部の都市では混雑状況も表示されるので、快適な移動が可能に。

オーストラリアでホームパーティーにお呼ばれしていたのですが、予定していたバスが遅延していて、リアルタイム情報がとても役に立ちました。
今すぐ見つかる!「周辺検索」
「お腹が空いた」「急に現金が必要になった」など、旅先での「困った」を即座に解決してくれます。
- ワンタップ検索
画面上部の「レストラン」「ATM」「薬局」などのボタンを押すだけ。 - 営業時間フィルター
「今すぐ営業中」で絞り込めば、せっかく行ったのに閉まっていた…という悲劇を防げます。
失敗しない!「写真付き口コミとメニュー確認」
現地の言葉が読めなくても大丈夫。世界中の旅行者の「リアルな声」があなたのガイドになります。
翻訳機能で安心
外国語の口コミも一瞬で日本語に翻訳。お店の雰囲気や、接客の評判も事前にチェックできます。
写真で注文
投稿された料理写真を見れば、メニュー名が分からなくても「これ!」と指差しで注文できます。

フランスでのビストロ探しでは、大変お世話になりました。(調べたのは息子だけど)
食事
写真がないメニューはGoogleレンズにお任せ
海外のレストランでは日本のような写真がないのが基本ですが、英語ならまだしも全く分からない言語もありますね。
そんな時はメニューをGoogleレンズでパシャっと撮影すれば、日本語に変換してくれて大助かり!
フランスでもオーストラリアでも、毎回Googleレンズを使っていました。
ちなみに、オーストラリアではQRコードから注文・支払いするところが多かったです。(その場合も紙のメニューはありました)

例えば、モーニングを食べたお店のこちらのメニュー。
気になるあたりをパシャっと撮影して少し待つと……。

こんな感じで、翻訳されます。(AIモード)
これなら思ったのと違うってことが少ないですね。
私はアプリが増えるのが嫌なので、普段使っているGoogleChromeの中にあるGoogleレンズのアイコンを利用していました。

そして注文した朝食は、こちらのオージー・ブレックファーストです。

海外のお料理は量が鬼門💦
パン屋さんの難問を解く「スマホの指差し確認」
フランス旅行で意外な救世主になったのが、「スマホのカメラ」です。
日本のパン屋さんのように自分で取るスタイルではないフランスのブーランジェリー。
後ろに行列ができる中、フランス語で注文するのは至難の業です。
そこで、並んでいる間に食べたいパンをズームで写真撮影しました。
自分の番が来たら、店員さんにその写真を見せて「S’il vous plaît(これお願いします)」と指差すだけでOK。
名前が分からなくても、確実に憧れのクロワッサンをゲットできました。
チケット類はとりあえずスクショ
航空券も手荷物の受け渡し票も、美術館の入場券も、今は何でもQRコードやバーコードが付いていて、それを機械にタッチして使いますね。

私はとりあえず予備として何でもスクショして、画像として保存しています。
紙に印刷して持ってきたのに見当たらない、ネットの調子が悪くてデータが出せないというときのためです。
余談:空港のカード会員ラウンジ使ってますか?
ちょっと余談ですが、シニアの皆さんゴールド以上のクレジットカードをお持ちじゃないですか?

こちらは成田空港第3ターミナルの4階にあるカード会員ラウンジなのですが、初めて使ってみました。
出発・到着どちらでも、当日の航空券と該当のクレジットカードがあれば利用できます。
受付でそれらを見せるのですが、クレジットカードはスキャンされるので、もしか知ったら物理カードがないとだめなのかなぁ。(モバイルカードでもよいのか聞き忘れてしまった)

制限エリア外だったので、荷物を預けた後とか、空港バスの待ち時間とかに便利です。

搭乗手続きの状況も確認できて、新聞とか雑誌がありました。

アルコールは1杯無料。ソフトドリンクは自由に飲めます。
食べ物の持ち込みは不可でした。

休憩しながら充電もできて助かります。
機内食があるから食事はいらないけど、ちょっとっ休憩したいなというときにおすすめです。
まとめ
・eSIM
・デビッドカード(またはクレジットカード)でのお支払い
・クレカ乗車
・Googleマップ
・Googleレンズ
・スマホのカメラ
・スクショ(スクリーンショット)
デジタル化された旅は、圧倒的に快適で効率的です。
言葉の壁や移動の不安が和らぎ、より純粋に観光を楽しめるようになりました。
その一方で、現地の人に必死に道を聞いたり、間違ったバスに乗って予期せぬ景色に出会ったりする「不便な旅の余白」は少ないかもしれません。
特にお金のことに関しては煩わしさがなく、旅行中に使ったお金の流れがクレジットカード明細にすべて集約されるので管理がとても楽でした。




